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エステサロンの低価格競争に巻き込まれずに集客できるメニューって？

エステサロンのメニュー、低価格に設定したほうが集客に強そうに思えます。が、安さだけが売りのエステでは低価格競争に巻き込まれ、忙しい割に儲からないサロンになることも。最悪の場合、収益が上げられず閉店に追い込まれます。 

とはいえ、単に価格だけ高く設定しても、それに見合ったサービスだと判断されなければ、存続は厳しいでしょう。客単価の高めなメニューを設定して集客するにはどうしたらよいか、そのポイントを見ていきます。

低価格競争に巻き込まれないためには、近隣の競合エステサロンを徹底分析しましょう。同じようなメニュー、同じようなコンセプトで営業するのは、よほどの自信がない限り避けます。

近隣の競合エステサロンと同じようなサロンでは、どうしても低価格に設定せざるを得ません。すでにあるお店よりも安いことで勝負をかけないと、新規のお客様が来ないからです。「ここでしか受けられない」メニューを設定するのが、客単価を上げる鉄則です。 

新しいエステ技術を提供するのも一つの手です。都会だとすぐに新しいお店ができたり他店も取り入れたりして厳しいですが、地方なら本当にそこでしか受けられないとなると、集客には強みになります。

ただ、売りが「新しい技術」だけだといずれ厳しい局面を迎えます。そのメニューを真似されて他にもそのメニューを提供するサロンが出てくれば、やはり低価格競争が始まります。新技術を導入して最初は儲かるかもしれませんが、技術だけに頼るのは得策ではありません。 

出店するエリアを決めたら、そのエリアにある競合サロンを調べ、それらとは違うコンセプトを立ち上げてメニューを決めるのがポイントです。ターゲットの客層もはっきり設定します。

近隣店があまり取り込んでいない客層をターゲットにし、そのお客様たちにニーズのあるメニューと居心地のよい空間を提供することで、少々客単価が高めでも通ってもらえるのを狙います。

エステサロンのコンセプトとメニュー、他店と差別化したつもりがお客様に伝わっていない、というケースもあります。特にエステに馴染みの薄い潜在的なお客様の場合、チラシを見ても「どこも同じようなものよね」と感じていることも。

何がどう他店のメニューと違い、どんなメリットがあるのか、初めて訪れようとしているお客様にもわかるようにアピールしましょう。常連さんに対しては「新メニューはここが違うのよ」と伝えやすいですが、新規のお客様にも良さをわかってもらえないと、集客としては弱いでしょう。

価格だけ高めに設定しても意味がありません。「この技術でこれだけお金をもらっていいのかな」といった気後れ感や技術の頼りなさを、お客様は目ざとく見ています。実際にその価格に見合うプラスアルファのサービスを、堂々と提供したいものです。 

日々技術を磨いたり、プラスアルファのアドバイスをしたり。一人一人に合ったきめ細やかなケアを心がけたり。努力の積み重ねで、「このエステサロンは違う！」とお客様に伝わります。

エステサロンはあまたあれど、「ここのサロンは違うんだから」とお客様がファンになってくれると、集客に強くなります。気負わず、奇をてらわず、ターゲットとなるお客様のニーズに合うメニューを、自信を持って提供しましょう。

いかがでしたでしょうか。価格を安くして一時的に集客ができても、エステサロンの経営を続けていけない価格設定ではすぐに限界が来ます。

お客様のニーズを掴んで、そのサロンでしかできないメニューを打ち出し、低価格競争を脱しましょう。