サロン経営　　

エステサロン経営をしながら、エステ技術をスキルアップするには？

エステサロンを開業するまでが勉強、そう思ってはいませんか？　開業後も経営者として、エステティシャンとして、エステ技術を貪欲にスキルアップしていく必要があります。競合するサロンもたくさんある中、最新技術に触れていなければ生き残れません。 

とはいえ、経営者の仕事もある中でスキルアップをするには、時間や労力も限られます。日常の業務をこなしつつエステ技術を伸ばすには、どうしたらよいのでしょうか。雇用したスタッフの育成も含めて、エステ技術のスキルアップについて見ていきます。

いったんエステサロンを開業すると、施術や技術力アップのみに集中できる時間が限られます。事務作業や営業、商談などもあって、割く時間やエネルギーをうまくやりくりしないといけません。 

ですが、「時間がない」「疲れた」を言い訳にしてスキルアップを諦めたら、そこでおしまいです。あっという間に他のサロンとの競争に敗れてしまいます。 

元々通っていたスクールに通おうとしても、時間が合わなかったり、通うのがハードだったりします。経営者向けの、時間に融通のきく講習コースもあるので、気になるジャンルの講習があれば受けてみましょう。

講習に参加しなくても、本を読んだり最新技術について雑誌やインターネットで情報を仕入れたりといった行動もスキルアップにつながります。 

経営者として時間が限られているからこそ、スキマ時間で勉強や研究に集中できるというメリットもあります。お客様の満足をやりがいにして、いかに技術磨きに熱心になれるかが問われます。

サロン経営のための業務もあるので、スキルアップに使える時間や労力は限られます。目的に応じてその内容を検討し組み立て、あれこれやみくもに手を出すのは避けたいところです。 

「できるかわからないけれど流行っているから」「何となくニーズがあるかも」と、サロンのコンセプト上必要のないエステ技術を学んでも、すぐに使わなければ意味がありません。本当に必要なものだけ選んで、そこに集中します。 

習ったことはすぐに実践するのが、エステ技術向上のカギです。逆に「これは今じゃなくていいな」と思うことには手を出さないのが得策です。サロンをどうしていきたいか、そのために何が必要かを考えてスキルアップの計画を立てましょう。 

エステ技術のみならず、お客様からのクレームが気になったら接客やサロンワークの講習を受けてみたり。授業に出られなくてもスクール時代の先生と相談したり。目的に応じて動き、経営に無駄が出ないようにしたいところです。

エステサロンにスタッフを雇うと、気になるのがエステ技術の差です。接客面でもスタッフ間のレベルに差があって気になる、という経営者は多いでしょう。技術力に差があってお客様に不信感を持たせたり、接客がいまいちでお客様に迷惑をかけたりは避けたいものです。

新人やエステ技術の乏しいスタッフに外部の講習を受けてきてもらうのも一つの手ですが、自ら講師となって内部で研修するのもよいでしょう。それぞれの「できているつもり」を改善するきっかけになりますし、どのスタッフにどんな問題点があるかはっきりします。 

誰かを責めるのではなく、何かあれば相談しやすい雰囲気に。スタッフ間で伸ばし合えるエステサロンは、お客様も寄り付きやすい場所になります。 

また、経営者として部下であるスタッフにエステ技術を教えるのも、一つのスキルアップです。教えることで、自分がどのように施術をしていたか、本来どのようにしないといけないか、再確認ができます。どのように教えたらわかりやすいかを考えることで、自らのエステ技術も向上します。

お客様の満足を目指して、オーナーだけが奮闘するのではなくそれぞれが伸ばし合える関係を築けると、よりよいエステサロン経営につながります。

いかがでしたでしょうか。

常に競争にさらされているエステサロン経営、忙しくてもスキルアップは必須です。エステ技術の向上は、そのままお客様の満足に直結します。

現時点で必要なものだけ選んで、充実したスキルアップにつなげてください。